止まらねえなあ、と元親は眉を顰める。ほんの些細な指の傷だった。だが、いつまでもその小さな傷から赤いものが滲み出し、ついに男は熱を出して床に臥せてしまったのだった。貴様が見届け役か、と男が細く息を吐いた。声を出さずにいるってえのは存外気苦労で、だが存外自分は執念深いと苦笑した。/戦 11-24 19:39
ふみ:140字 |
| TOP |
カテゴリ
最近の記事
拍手は絵がみっつ。
ブログ内検索
リンク
このブログをリンクに追加する
管理人
Author:ふみとそま mail: 全て英小文字どんぶり007@gmail.com
月別アーカイブ